H邸(神明町の家)建前 10月19日〜20日に「時ノ寿木組みの家」=H邸(掛川市神明町=今後、神明町の家と呼ぶ)の建前が行われた、おかげざまで天候に恵まれて順調に進み、20日に棟上げを行うことが出来た。 時ノ寿木組みの家は”渡り腮+貫構法+土壁”の木…

西行忌

”ねがはくは花の下にて春死なむそのきさらぎのもちづきの頃” 西行 新暦3月15日(旧暦2月16日)は、西行(1118―1190)が没した日、ご存じのように西行は、平安後期の歌人で、俗名は佐藤 義清(さとう のりきよ) NHKの大河ドラマ”平清盛”でも描かれていた…

雪景色:太郎坊宮  

太郎坊宮は正式名称は阿賀神社というが、地元の人は太郎坊さん呼んでいる。 太郎坊宮の鎮座する太郎坊山は典型的な神奈備山、見る方角により見事な三角形の太郎防宮のご神体、太郎坊は神社を守護している天狗のこと。 太郎坊宮は言わずとしれた「神体山信仰・…

竹の春

竹は春、筍のできる時期に竹は栄養を奪われ衰え、秋、ほかの樹木が落葉し始める時期になると生気を取り戻し青々と茂る、そんな様から「竹の春は」秋の季語。 昔から「木六竹八塀十郎」と言われ、この「竹の春」の新暦9月は竹を伐るいい時期だ。 9月の秋分も…

秋分の真竹伐り  

9月23日頃は秋分、夜と昼の長さが同じになる大事な一日、又秋の彼岸の中日でもありますね。 一方「木六竹八塀十郎」と昔から言われるように、竹を伐る絶好の時期です、秋切りの5年モノは、虫も付かないと言われてきました。 真竹は日本の有用竹の中で最もポ…

希望の森プロジェクト

NPO法人時ノ寿の森クラブでは、来年6月までに掛川市各地で連続植樹祭を進めています。 第一弾は津波から暮らしを守る、「森の防波堤」を掛川市浜川の防災林で、1400名あまりの参加者を得て植樹祭を開催しました。 続いて第二弾は、袋井市と掛川市が合同で運…

時ノ寿・木組の家譚   

このほど”時ノ寿・木組の家(木材コーデイネーターが繋ぐ木組の家)”が地域型住宅ブランド化事業(国土交通省:提案した内容で住宅を建設した場合には、対象住宅の建設工事費の1割以内の額で、かつ対象住宅1戸当たり120万円を上限として補助される)に採…

時ノ寿木組の家が地域型住宅ブランド化事業に採択される。

地域型住宅ブランド化事業に時ノ寿の森と共同提案した時ノ寿木組の家(木材コーデイネータが繋げる木組の家)が採択された。 提案した内容で長期優良住宅を建設した場合には、対象住宅の建設工事費の1割以内の額で、かつ対象住宅1戸当たり120万円を上限…

お疲れさま、そしてありがとう 

掛川市浜川海岸の砂防林を会場に行われた”津波から命を守る{緑の防波堤}”大成功。」 新聞発表で1,400人の参加がありました。 松井掛川市長は、「掛川市における喫緊の課題である津波対策は、先人の築いた防災林の再生を、市民と行政が一体となって実施する…

常緑広葉樹で国土を守れ

5月24日の静岡新聞、本音インタビューというコーナーに、宮脇昭横浜国立大学名誉教授の記事が掲載された。 先生には僕ら「NPO法人時ノ寿の森クラブ」の植樹の指導をしていただいている。 先生の植林は宮脇方式と呼ばれ、土地本来(潜在植生)の樹種を20種類…

津波から命を守る「緑の防波堤」

来月6月2日に、津波から命を守る「緑の防波堤」の植樹を行います。 場所は掛川市大浜地区の砂防林、せっかくの砂防林も現状松枯れが激しく、役目を果たしているとは言い難く、ここを会場に15,000本植える予定です。 是非ご参加ください。→→NPO法人・時ノ…

大飯原発再稼働容認…チャンスを逃がすのか 

政府は大飯原発について、安全性の判断基準を満たし、関電管内の電力不足を理由に再稼働を妥当と判断した。 フクシマの以前から、原子力の事故に対して、ずっと「改善」「見直し」が唱われてきた、でも、その結果はご存じの通り「改善」「見直し」は先送りさ…

泊原発再稼働? 過ちて改めざる、これを過ちと謂う。   

「民主党の前原政調会長は28日、都内で講演し、全国54基の原子力発電所の中で唯一稼働中の北海道電力泊原発3号機が定期検査のため運転を停止する5月5日までに、政府が再稼働の方針を示すとの見通しを示した。」…読売新聞 最近、原発事故を技術的な問…

地球温暖化対策助成            

(財)セブン−イレブン記念財団で公募していた地球温暖化対策助成の2012年度の助成団体の一つに私達、NPO法人時ノ寿の森が決定しました。この仕組みは財団のHPによると [市民(=お客様)が募金を通して、地域の環境活動を支援する、市民参加の社会貢献の…

春立つ 完成内覧会のご案内  

時ノ寿・Standard・木組の家の、第2軒目”せがいの家?”の完成見学会を開催します。・2月18日(土)〜19日(日) ・午前10:00〜午後4:00 ・内覧会案内 ・map 今回は「NPO法人 時ノ寿の森クラブ」との共催です。 時ノ寿・Standard・木組の家とは、時ノ寿材を使用し…

土間(三和土)叩き参加しませんか。 

2月11日(土)、12日(日)に”時ノ寿・standard・木組の家”で土間に三和土の叩きをやります。 無性に土を叩きたい人、仕事上のストレスを抱えている人、女房と冷戦状態の人など大歓迎。 今回の三和土はサバ土+石灰+苦塩をまぜて叩く予定です。 ところで三和…

レーゾンデートルは信頼

現代の複雑な社会では、何事も外部に依頼しては物事が前に進まない。 他人の運転する電車に乗る、店で食事をするなどなど、日常的に見知らぬ人に生命や、財産を預けることだらけだが、それらの行為は信頼を前提にしないと前に進めない。 でも、信頼は自明で…

一陽来復

一陽来復 冬至は昼が一年で一番短い日で、太陽が一番衰える日であるが、一方この日を境に太陽は再び復活に転じる日でもある。 一陽来復は中国の諺で、中国では太陽がまたよみがえる日であるとされている。 日本は失われた10年を経て、10年ほどデフレから抜け…

 年新た

昨夜は仏教の教えに習い、除夜の鐘を聞きながら、百八つの煩悩を払った。 今日は早朝から神社仏閣に出かけて初詣、 、 ”何事の おはしますをばしらねども かたじけなさのなみだこぼるる。” 西行「山家集拾遺」 何の神様、仏様かは知らないが、ともかくありが…

年惜しむ

今日は2011年最後の一日、年惜しむ一日、各自各様の年惜しむ一日となっただろう。 なることでしょう。 12月16日に秋葉山奥宮で火妨守護、家内安全を祈願して火防祭が執り行われた、奥宮の本殿は秋葉山の頂上付近にあり、風を遮るものがなく、祭祀を執り行う…

エネルギーの地産地消の可能性(3) 薪ボイラーの燃費 

薪ボイラーを3回に渡り取り上げた。 1回目は愛知に視察した薪ボイラー。 2日目はC材の活用と資源循環。 3回目の最後は、一回目に普及の鍵はコストと薪の供給と指摘したが、そのうちのコストを計算してみた。 下表が1)薪ボイラーを使用した時の光熱費、給湯だ…

エネルギーの地産地消の可能性(2) 薪ボイラー 

木材は国によってA材、B材、C材と品質と利用形態でランクされている、主に曲がりなどの形状からA材は製材、B材は集成材や合板C材はチップとしてボードや製紙などで利用しよう考えられている。 これは木の根元から梢まで全ての素材を用途に合わせて 利…

エネルギーの地産地消の可能性(1) 薪ボイラー

地産地消と言えば“食“に思い当たるが、住の地産地消はエネルギーだろう。 住宅でのエネルギーの地産地消は、まず手始めにエネルギー源(エネルギーの種類)を分散しなければならない、また地産地消ではエネルギーを熱で取り出すのが手っ取り早やく、取り組み…

節電とPPS

今日から二十四節句の大雪、この時期の季語に冬籠がある、冬の楽しみの一つは、寒さを避けて家にこもり過ごす、炬燵とミカンは冬の風物だ。 その時期に”冬の節電スタート”とはせっかくの楽しみをに水を差す無粋な宣言に素直にうなずけない。 というのも、夏…

 住処(スミカ)と御在処(ミアラカ)

「時ノ寿 Standard 木組の家」は二つのプロトタイプを用意した、住処(スミカ)と御在処(ミアラカ)だ。 住処(スミカ)は30坪タイプで田の字型プラン、御在処(ミアラカ)は40坪タイプ、どちらも恒久的な上屋と家族構成で変化しやすい水回りを納めた下屋で…

「グリーンウオッシュ」

”震災後の住宅のエネルギー需要・2011年度のオール電化住宅の市場規模を、震災前の予測の58.4万戸から8.3万戸減の50.1万戸へと下方修正。” 未だ、オール電化住宅の希望が50.1万戸もあるの?、この期に及んでまだオール電化を選択するのか。 「グリーンウオッ…

クライテリア

昨年に続き今年も木造スクールを行うことができた、希望を叶えてくれた西部支部に深く感謝。 今年の狙いは、もちろん軸組・架構の理解を深めるこで昨年と変わりはない。 第一回目は木構造、今年も山辺先生にお願いした、今年は演習を中心とした講義で、横架材…

 TPP・農業は林業のように関税ゼロにされてズタズタに?

日曜日の朝日TV、TPPに関する討論で”かつて林業は、安い外材に押され、国内生産量が落ち込み疲弊した…”と某経済評論家と某民主党議員、”だから農業も林業の轍を踏むなと。” 林業を引き合いに出し、”関税ゼロで輸入される安い外材に押されて、国産材が売れな…

体を動かすっておもしろい。

”今でも、手書きでクルマのデザインをデッサンする、自身のデザイン力を落とさないないために”と世界的なカーデザイナーの奥山清行さん。 ”腕?手?動かすことで、体が記憶するんです!” 奥山さんほど格好よくないが、最近、腕を、手を実際に体を動かしたの…

“次世代基準”は“時代遅れ基準”か?

ケンプラッツの10月20日に南雄三氏の懸念(4)の記事が掲載された。 最も新しい国の基準としての省エネ次世代基準が“次世代基準”どころか“時代遅れ基準”だと揶揄(やゆ)されることもある。” と述べて、世界(特に省エネ先進国ドイツ)に比べ、次世代基準の…