時ノ寿・木組の家譚   

 このほど”時ノ寿・木組の家(木材コーデイネーターが繋ぐ木組の家)”が地域型住宅ブランド化事業(国土交通省:提案した内容で住宅を建設した場合には、対象住宅の建設工事費の1割以内の額で、かつ対象住宅1戸当たり120万円を上限として補助される)に採択されました。\(^▽^)/

 ”時ノ寿・木組の家(木材コーデイネーターが繋ぐ木組の家)”は、僕とNPO法人時ノ寿の森クラブと協働提案だが、森林・里山再生、地域再生に取り組むNPOが今回のような事業に参画することは珍しいのではないかとも思います。


 そこで、このブログでは、その経緯と”時ノ寿・木組の家(木材コーデイネーターが繋ぐ木組の家)”仕組みや特徴について記(6回に分けて)すので読んでいただければ幸いです。


時ノ寿・木組の家譚・プロローグ 

掛川在住の松浦さんは36年前の昭和50年に廃村となった村の最後の住人、「人の去った里山は荒廃する」という、当然だが悲しい現実を目の当たりにした当事者でもある。
 その里山とは「時ノ寿の森」と呼ばれ、太田川の支流である倉真川の源流部を含む25haほどのエリアをさす。


 
 ”源流部の森林の荒廃は、海までつながる流域全体に影響が広がり、ひいては後世まで大きなツケを残すことになる”そんな危惧を抱いた彼は「未来の子供達に豊かな森を引き継ぐ」ことを活動の理念に据え、賛同する有志を募り、里山・森林・地域再生に取り組む「時ノ寿の森クラブ」を平成17年に設立した。

 

 その後、「時ノ寿の森クラブ」は、拡大した会員数や事業に対応し、明確な組織として社会的使命を広げていくために、NPO法人格を得て「NPO法人時ノ寿の森クラブ」となった。


 続く。