西行忌

”ねがはくは花の下にて春死なむそのきさらぎのもちづきの頃” 西行

 新暦3月15日(旧暦2月16日)は、西行(1118―1190)が没した日、ご存じのように西行は、平安後期の歌人で、俗名は佐藤 義清(さとう のりきよ)

 NHKの大河ドラマ平清盛”でも描かれていたが、御所を警護する精鋭部隊である北面の武士に選ばれる名誉によくしながら、22歳で出家したその潔さに惹かれる。

 東大寺の南大門を再建した俊乗房重源との約束によって、大仏再建の勧進のために陸奥におもむいたと言われているが、重源と同時代に生きたのかと思うとき、行基菩薩、宇佐八幡、桓武天皇東大寺の創建に関わった人々を思い出す。

 西行陸奥におもむく途中、鎌倉で源頼朝と会っているとも言われている、どんな話をしたのだろうか。

                合掌。