H邸(神明町の家)建前  

 10月19日〜20日に「時ノ寿木組みの家」=H邸(掛川市神明町=今後、神明町の家と呼ぶ)の建前が行われた、おかげざまで天候に恵まれて順調に進み、20日に棟上げを行うことが出来た。
 
 時ノ寿木組みの家は”渡り腮+貫構法+土壁”の木組み家です。
 ”渡り腮構法”は、丹呉明泰氏(木構法を熟知した設計者)と山辺豊彦氏)(日本の木造構造家の第一人者)のコンビが、現在の常識を鵜呑みにせず、主宰する大工塾で数々の試験、しつこいまでの実験をくり返し解析した結果、現在の時点で解として提示している構法であり木造住宅をつくる方法論です。
  ”渡り腮構法”は木の特性を活かし、且つ、構造表現主義に立脚した合理的架構であり、耐震性の観点からも十分な安定性を有していると考えています。
 ”渡り腮構法”に関しては、大工塾の内容(講義や実験・試験)について、今後ゆっくりと時間を取り予定です。
 
 神明町の家の建て前は3回ほどに分けて報告します。

 よって”高気密高断熱でなく低気密高蓄”の核心、なぜ低気密高蓄熱かについてお話はその後となります。