暮らしに土壁を取り戻す。

 ”左官”という言葉が絶滅危惧種になりつつある?、確かに住宅でも建材が巾を利かせ、壁を塗る仕事が激減している。

 ”左官と言葉も不思議な語感を持っているなと”思っていたが、左官という言葉の成り立ちも不明らしい、左官博士の故山田幸一氏もすでに江戸時代には「左官の言語の穿鑿が試みられていた」がこの時点で語源が解らなくなっていたと言っている。

 しかし”時間のデザイン””エイジングの美”と言う点で、左官は自然に寄り添った仕事と言えまいか。

 ”時ノ寿 Standard 木組の家”は土壁を標準仕様にしている、暮らしに土壁を取り戻すためだとこじつけて。
 現場では土の搬入も終わり来週24日と25日に壁をつける。



左官の松本さんと二人で土場を作る。