2011-01-01から1年間の記事一覧

年惜しむ

今日は2011年最後の一日、年惜しむ一日、各自各様の年惜しむ一日となっただろう。 なることでしょう。 12月16日に秋葉山奥宮で火妨守護、家内安全を祈願して火防祭が執り行われた、奥宮の本殿は秋葉山の頂上付近にあり、風を遮るものがなく、祭祀を執り行う…

エネルギーの地産地消の可能性(3) 薪ボイラーの燃費 

薪ボイラーを3回に渡り取り上げた。 1回目は愛知に視察した薪ボイラー。 2日目はC材の活用と資源循環。 3回目の最後は、一回目に普及の鍵はコストと薪の供給と指摘したが、そのうちのコストを計算してみた。 下表が1)薪ボイラーを使用した時の光熱費、給湯だ…

エネルギーの地産地消の可能性(2) 薪ボイラー 

木材は国によってA材、B材、C材と品質と利用形態でランクされている、主に曲がりなどの形状からA材は製材、B材は集成材や合板C材はチップとしてボードや製紙などで利用しよう考えられている。 これは木の根元から梢まで全ての素材を用途に合わせて 利…

エネルギーの地産地消の可能性(1) 薪ボイラー

地産地消と言えば“食“に思い当たるが、住の地産地消はエネルギーだろう。 住宅でのエネルギーの地産地消は、まず手始めにエネルギー源(エネルギーの種類)を分散しなければならない、また地産地消ではエネルギーを熱で取り出すのが手っ取り早やく、取り組み…

節電とPPS

今日から二十四節句の大雪、この時期の季語に冬籠がある、冬の楽しみの一つは、寒さを避けて家にこもり過ごす、炬燵とミカンは冬の風物だ。 その時期に”冬の節電スタート”とはせっかくの楽しみをに水を差す無粋な宣言に素直にうなずけない。 というのも、夏…

 住処(スミカ)と御在処(ミアラカ)

「時ノ寿 Standard 木組の家」は二つのプロトタイプを用意した、住処(スミカ)と御在処(ミアラカ)だ。 住処(スミカ)は30坪タイプで田の字型プラン、御在処(ミアラカ)は40坪タイプ、どちらも恒久的な上屋と家族構成で変化しやすい水回りを納めた下屋で…

「グリーンウオッシュ」

”震災後の住宅のエネルギー需要・2011年度のオール電化住宅の市場規模を、震災前の予測の58.4万戸から8.3万戸減の50.1万戸へと下方修正。” 未だ、オール電化住宅の希望が50.1万戸もあるの?、この期に及んでまだオール電化を選択するのか。 「グリーンウオッ…

クライテリア

昨年に続き今年も木造スクールを行うことができた、希望を叶えてくれた西部支部に深く感謝。 今年の狙いは、もちろん軸組・架構の理解を深めるこで昨年と変わりはない。 第一回目は木構造、今年も山辺先生にお願いした、今年は演習を中心とした講義で、横架材…

 TPP・農業は林業のように関税ゼロにされてズタズタに?

日曜日の朝日TV、TPPに関する討論で”かつて林業は、安い外材に押され、国内生産量が落ち込み疲弊した…”と某経済評論家と某民主党議員、”だから農業も林業の轍を踏むなと。” 林業を引き合いに出し、”関税ゼロで輸入される安い外材に押されて、国産材が売れな…

体を動かすっておもしろい。

”今でも、手書きでクルマのデザインをデッサンする、自身のデザイン力を落とさないないために”と世界的なカーデザイナーの奥山清行さん。 ”腕?手?動かすことで、体が記憶するんです!” 奥山さんほど格好よくないが、最近、腕を、手を実際に体を動かしたの…

“次世代基準”は“時代遅れ基準”か?

ケンプラッツの10月20日に南雄三氏の懸念(4)の記事が掲載された。 最も新しい国の基準としての省エネ次世代基準が“次世代基準”どころか“時代遅れ基準”だと揶揄(やゆ)されることもある。” と述べて、世界(特に省エネ先進国ドイツ)に比べ、次世代基準の…

暮らしに土壁を取り戻す。

”左官”という言葉が絶滅危惧種になりつつある?、確かに住宅でも建材が巾を利かせ、壁を塗る仕事が激減している。 ”左官と言葉も不思議な語感を持っているなと”思っていたが、左官という言葉の成り立ちも不明らしい、左官博士の故山田幸一氏もすでに江戸時代…

 土壁塗り体験会

あれほど賑いだ秋祭りも去り、秋の深まりともに朝夕の冷え込みも厳しくなってきました。 ”祭りの後の寂しさは、たとえば荒壁で紛らわし…”現場では荒壁をつける準備が進んでいます。 来週の10月24日と25日に荒壁塗りの体験会を行います、土日でないのが難点で…

木造スクール

今年も木造スクール始まります。 今年も架構について木構造、プランニング、木造特記仕様書を通じて理解を深め、実務に役立つスクールにできればと思います。 架構計画とプランニングは表裏一体、プランを生かすも殺すも架構計画にあるはずです、合理的で美…

建前

「時の寿 standard 木組の家」2棟目建前無事終了。 怒濤の3日間 一日目 土台兼用のカマチと土間(三和土)の断熱材 せがい跳ねだし受け梁 せがい部分完了二日目 南面 登梁(合掌部分) 野地板(8分板 薄暮三日目 西面 南面、1階外壁に貫まで入れて建前終了 柱…

漆喰人気に危機感

昨今、住宅の室内壁仕上げに漆喰が人気だ、さぞや左官職人は時機到来と喜んでいるかと思いきや、浮かぬ顔だ。 最近では漆喰人気にあやかりローラーや刷毛で塗れる漆喰もどき、あるいは一発仕上げの漆喰と、リーズナブルに漆喰の質感を味わえるという謳い文句…

光熱費 10,426円/月・17,424円/月

節電の夏を終え、人々は何を思ったのだろうか? ”エアコンなくても過ごせるじゃん!”が僕の感想、事務所のエアコンはこの夏は休業、自然風の気持ちよさを再認識し、風をどう通すか、太陽光をどう遮蔽するか、自宅ではどこに寝るかに頭をひねった夏だった。 …

 電力に依存しない(依存しすぎない)暮らしの提案 

東電福島第一原発事故を受けた毎日新聞の世論調査で「生活程度が低くなっても電力消費量を少なくすべきだ」が65%、「生活程度を維持するために電力消費を増やすべきだ 」が32%で低くなっても派が上回った。 質問の生活程度とは何を指しているのか明らかで…

鎮守の森と神社を巡る

鎮守の森と神社の密接関係はどうして築かれたのだろうか。 谷川健一氏によれば、神が人格をもつもっと以前、荒ぶる神の時代に、各地に神祭りが行われる”モリ”と呼ばれる聖地があり、そこはもともと、葬地であった例が多かったらしい。 薩摩、大隅半島には、…

Naturre…気候風土に根ざす。 

*[standard木組の家]”時ノ寿 standard 木組の家”7つの原則+One 1)Naturre…気候風土に根ざす。 民家はアノニマスでバナキュラーな建築の代表とよく言われる、が、民家には、携わった彼らが美的感動を与えようと意図して造られたものでなく、住まいを支え…

「時ノ寿 standard 木組の家」デビュー

[時ノ寿 standard 木組の家」はNPO法人時ノ寿の森と協働し提案。 工事を始めたI邸は「時ノ寿 standard 木組の家」の2棟目、先週からから工事着手。 「時ノ寿 standard 木組の家」では”7つの原則と+one”の提案をしている。 I邸の”7つの原則と+one”の提案の…

”日本の森を救う処方箋”

日本の森を救う処方箋、国の政策で日本の森を救うことができるか。 国は山の集約化と機械化を進め、材を大量に効率よく供給する事を進めようとしている、プレカットはこの中心に位置づけられる。 しかし、木材の価格を据え置いて供給量を増やす薄利多売では…

誰が日本の森を救うのか!」

昨日大阪で、「誰が日本の森を救うのか!」に参加(主催NPO法人サウンドウッド)、 副題 あなたの身近な木材は、本当に日本の森を救っているのでしょうか! 「誰が日本の森を救うのか!」昨日大阪で、「誰が日本の森を救うのか!」に参加(主催NPO法人サウン…

「時ノ寿 Standard 木組の家] 発表

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働で 「時ノ寿 Standard 木組の家」の発売の計画しています、 コストがはっきり決定しない中での見切り発車ですが、今2棟実際に稼働中あるいは準備中です。 「時ノ寿 Standard 木組の家」では30坪と*1)40坪の2タイプを用意して…

電力会社の肥満体質は総括原価方式

「原発に頼らない未来は可能か」タイトルの講演会が掛川市で開催された、浜岡原発の立地市ではないが隣接市だ。 3月11日以前なら、ここ掛川市では開かれない(たぶん)講演会だ、主催は女性グループ、女性の原発に関する関心と危機感を感じる。 講師は田中優…

村上春樹氏のカタルーニャ国際賞受賞スピーチが話題になっている.

村上春樹氏がイスラエルの文学賞エルサレム賞の受賞に際して、エルサレムで行ったスピーチも話題を呼んだが、今回はその大部分をフクシマと日本人そして核について語っている。→受賞スピーチ 地震、津波、台風といった自然の猛威は、日本人の精神性、美意識…

住宅の一次エネルギー消費量を計算してみた。

Forward to 1985 energy lifeの取り組みに習い、これから始まる住宅の一次エネルギー消費量の計算をしてみた。 ベースの計算は住宅事業建築主の判断基準算定プログラムhttp://ees.ibec.or.jp/index.php を使い、自立循環型住宅の設計ガイドラインを組み合わ…

Forward to 1985 energy life

”フクシマ”今きっと世界の誰もが知っている日本だろう、”はまおか”は世界で最も危険な場所(日本)の一つとも言われてきた。 エネルギーの重要性は理解していても、原子力村の欺瞞性を目にするにつけ、事故後の国の対応を目にするにつけ、原子力政策へ国民の…

蘇れ!いのちの森…時ノ寿材を使っていのちの森を育む。

植樹祭にて 5月22日の日曜日、横浜で行われたリレー植樹祭に参加し、NPO法人時ノ寿の森クラブのPRと、時ノ寿の森の家、及び家づくりの仕組みのデモンストレーションをおこなった。 雨予報がはずれ快晴の汗ばむ一日で、植樹祭は大成功!…だと思う。 開会…

この夏の節電は

新聞やネットでは、浜岡原子力発電所の運転を停止した中電の今夏の電力供給力に対して危機感が表明されている。 実際どうなんだろうか、中電のHPから探って見た。 供給余力 HPによると中電の設備容量は32,632千kw、そこから原子力の3,504千kwと安定性のな…