2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

建築士の規範

2005年ももう少し、今年もびっくりする事件が多かった、僕にとっては、構造強度偽造事件は特に注目に値する事件だった(まだ進行中だが)。 この件に関し、先のブログ「建築士制度と下請け」では制度の欠陥を訴え、「建築基準法は守るべきルールの最低基…

”安全・安心は自分で守らなければならない”か?

14日の国会・証人喚問での姉歯氏の弛緩した表情には呆れるほかなかった、口では懺悔めいた言葉を吐いてはいるが、事の重大さを感じているとは思えない。 彼をして、そう思わせる理由が、決して、彼の人格や資質以外の闇にあると確信をせざるを得なかった。…

日本はF組

ドイツワールドカップの組み合わせが決定した、日本はF組だ。F組 ブラジル クロアチア オーストラリア 日本 たまたま見ていた、朝のTV番組(番組名をなまえ忘れた)では、かなりおいしい組に入ったので、予選通過は楽勝だという雰囲気だった。 思い起こ…

建築基準法は守るべきルールの最低基準

前回のブログ”建築士制度と下請け”で建築士がフリーハンドと確保し、建築主の立場で業務を行う時、初めて構造の安全性を含んだ建築の品質を確保できるのだと書いたが、しかし、こんな疑問も当然湧くだろう、それでは、建築主の利益を守ることを第一義に考えるあま…

 建築士制度と下請け

建築士法・第18条で建築士の設計・監理業務を定めている、ここでは建築士は建築基準法に適合した建築物の設計を行う業務を負わせ、建築主に対しては設計は内容の適切な説明義務が負わされている、また、工事監理においては、工事が設計図書のとおりになされ…

競争原理と信頼原理と

建築業界への信頼が揺らいでいる、ここで言う建築界とは建築士であり建築を創っていくシステムだ、そのシステムを僕は信頼原理と呼んでいる。 これまでの建築業界の問題といえば、欠陥住宅問題と談合だった、欠陥住宅は法律の不備、建築業者の無知・安全に対…