国内組の戦い

 小笠原と玉田、二人はどんな気持ちで北朝鮮戦を迎えたのだろう、特に小笠原は常に中田と中村のスーパーサブでしかなかった、思えばトルシエの時代から、小笠原はレギュラーとは無縁の存在だった、時には気迫が闘志が気が感じられないと言われて合宿途中で返されたこともあった。
 小笠原は、東北の雪国出身、闘志は常に内に秘めるもので、外に軽々しく出すもので無いという生き方をしてきたはずだ、闘志が無いと言われて小笠原が見せるすねたような表情は、自分をうまく表現できないいらだちだったと思う。
 北朝鮮戦が始まる前の小笠原の発言は、彼のこの試合に掛ける思いを、ストレートに表現していた、変に飾ることもなく。
 さて試合は小笠原のFKで幸先良く1点先取、小笠原は好守で大車輪の働き、そんなにとばして大丈夫?せっかくもらったチャンス、ここでいい仕事をしないと、ずっとスーパーサブという危機感がそうさせるのかもしれないが、後半もつか心配。
 後半やはり同点に追いつかれる?前半の終盤からそう感じさせる、北朝鮮のシーンが見えた、ダイレクトパスと2列3列から長い距離を走り、前を追い越していくプレーは迫力があった、そしてそんな流れの1点だった。
  日本は1点先取してからばたばたの試合運び、ミスが多すぎ、気迫が負けてる、点を取る形が作れない。
 高原、中村投入後は日本のペースになった、小笠原も肩の荷が下りたのか、余裕のあるプレーがみられた、そして後半41分の小笠原のシュートは彼の気持ちを表した、気迫のこもったシュートだった。
 ロスタイムの勝ち越しも小笠原のクロスから、今日の小笠原はレギュラー定着を思わせる働きだったと思う。

しかし両サイドバックはどうしたの、日本の攻撃はサイドからと前宣伝は高かったが
パスミス、一対一は負ける、精度の悪いクロス、特にサントスは2枚目のイエローまでもらってしまった。