自助・共助・公助その1

 最近地震が頻発している感じがします、中国四川があり、続いて、岩手・宮城内陸地震
これらの地震では、山間地が震源で、道路が寸断されて集落が孤立してしまうことと、崖などの崩壊で、河川がふさがれてしまうなどの特徴が見て取れます。
 この結果、被害の把握が正確に得ることが出来なっかたり、救援活動が迅速に出来ないなどの問題点もわかりました、また、行方不明者の捜索が困難な点も特徴的です。
 
 僕らの住む静岡県は、東海地震が叫ばれてすでに30年近くたちますが、静岡県は多くの山間地を有しているだけに、今回の岩手・山形内陸地震のように、集落の孤立化や土砂ダム言われるダム湖が多く発生する可能性があり、この点での対策も急務ですね。

 岩手・宮城内陸地震では、住宅の倒壊等の被害はあまり報道されていません。
 静岡県でもtokai-0の施策のもと、住宅の耐震化が図られていますが、思った通りの成果を上げていないのが実情でしょう。

 耐震補強をさらに促進するために、さらなる努力が必要だが、現状の、補強計画や工事への公的補助の支援策は曲がり角に来ているような気がする。
 と言うのも一時あった、例えば、補助金の引き上げという案も、現状高額な補助をしている自治体では、他の地域より工事が大幅に高くなっていると聞くにつけ、あまり効果的でなさそうだからだ。

  例えば、自動車の任意保険は、その保険料の投資効果は1以下だそうでだが、地震の識者として、TVでコメントを求められる、目黒公郎東大教授によれば、耐震補強の投資効果(改修費とそれによる期待被害軽減額の比)が5〜10倍の地域がざらにあるらしい。
車では、当然のように保険に入る、僕も事故を起こし、保険の助けをかりたこともあり、まさかの時の保険のありがたさに感謝した方も多いと思う。

 保険は共助にあたるが、これまでの補助制度を公助とすれば、もう一つ自助を促す制度も考えられる。
 自助・共助・公助の視点で耐震補強の推進と、地震後の復旧に努める時期に来ている気がするがどうだろう。