時ノ寿の森と「花の香楽会」

passarella2009-05-26


 時ノの寿の森は雨模様、山間の静かな森にチェーンソウの爆音が響く。
今日は、5月定例活動日、15名ほどが、3月に植樹した、24種類の苗木周辺の下草と竹の伐採、炭の材料にの切り出しに汗を流していた。
 特に「C」のエリアには若竹(八高)がぐんぐんと生育していて、苗木の生育に障害になるだろうと想像できるほどだ。

 A・B・Cのエリアを見渡した限りでは、95%以上が枯れずに育っている、急斜面で土が固着できない場所は、やはり生育が悪い。

毎日新聞社の山本さんも交えての昼食は「つながる森プロジェクト」を通じ、時ノ寿の森の今後の活動が、実りあるものにするために、その理念や方法論を肴に大いに盛り上り、時間を忘れるほど白熱した場だった。




 時の寿の森の活動は、ここを水源とする河川の水を、栄養たっぷり、ミネラル豊富な水を再生させるいのちの森づくりでもある。
 時の寿の森からほど近くの掛川市小貫に、明治の時代、遠州にその名をはせた「花の香」という名酒があったそうで、近年、その蔵元の末裔である鷲山東学芸大学学長や地元の有志から、その名酒をもう一度味わってみたいと言う声が上がり、名酒の復活させるべく「花の香楽会」が立ち上がったそうだ。

 古来、神を神籬(ひもろぎ)に招く招霊の儀式では、神前に神饌を手向ける、米と酒(白酒・黒酒)は神饌の重要な供え物で欠かすことはできない、酒も米も美味しい水なしではできない。
 



 24日は「花の香楽会」の田植えと早春の宴がひらかれ、その席で、我々、時ノの寿の森の紹介をしていただけると言うことで、早春の宴がひらかれていた、鷲山先生の生家におじゃました。

 若いエネルギーが満ちていて圧倒された、そこは、熱気というエネルギーを歴史を見続けた木が優しく包み込む不思議な世界だった。