小振りのモックアップ

passarella2010-03-18


 建築の現場では、外観の確認や、デテール(細部)の検討、機能的チェックのためにモックアップと呼ばれる実寸大の模型を制作ことがある。
 現在進行中のH邸、小屋組と屋根廻りの検討で工事を担当する(有)小坂建築の作業場を訪れた時、棟梁(社長)が奥の方から持ち出してきたものが小屋組と屋根廻りのモックアップの一部。

 モックアップは正確には前述したように実寸大のものを言うので、モックアップとは大きな声で言えないのかもしれないが、小振りのモックアップと言うことで話を進めたい。

 H邸、設計図の一部、取り合いに不備があり、図面出の検討では、それは外観にまで影響を及ぼして、当初の設計どうり屋根のラインが収まらない可能性があったが、模型であっさりと当初の設計どうり行けそうなことがわかった、模型で確認出来ると安心出来る。

 原寸でも登梁の組手や、地回りとの収まりも確認できし、その後コーヒーを頂きながらの談論風発も大いに盛り上がった、後は天候がこのまま順調にいってほしいと願うばかり。