我が事務所にやっとできた看板

 
今かで建築事務所を示す表示が何もなく、”ここは一体何!”、”風呂”とか言われたこともあり、早く看板を出さなければと思っていたがやっとできた。

 文字は岐阜多治見から掛川の倉真に移り住ん陶芸作家・徳川小牧さんの練り込みの陶器、練り込みは彩色した土を幾層にも重ね合わせてつくる技法、側面に色のグラデーションができ繊細で美しい、色はす蘇芳色をベースにコーデイネートしてもらった。

 文字を貼り付ける処の質感と色については、さんざん迷ったあげく、左官の松本さんの提案で土壁風合いの壁にすることにした。
    
    

 土壁は、ハンダと沖縄の土を混ぜあわせ、繋ぎに三河は矢萩川の川砂と中塗り用の藁スサをブレンド、耐久性をあげるために白セメントを入れた、塩梅は松本さんの感。

 ブレンドした土を下地に鏝で塗りつけ、乾燥をまって掻き落とした、掻き落とされた藁スサ混じりの壁の表情は何とも素朴で、それでいて力強い質感が存在感を際ださせている。
     
     

   
 かなり満足なでき、ライトアップしようかな。