丸太搬出と循環サイクル

 年明けに伐採して葉枯らしさせておいた檜の丸太を搬出した、先週、時ノ寿の森クラブで玉切りし、積み置きして置いた材だ。
アテや腐り、割れ、虫食いなどの傷を避けて玉切りした檜の切り口を見ても、脂の乗った檜が何本もあった。
 5寸の通し柱も4本は取れそうだ、今回の歩留まりはいかほどか気になる。


 クライアントの理解を得て、柱は時ノ寿の森の檜を直接購入していただいた、この檜を支給品として施工者に渡す、だから選木には気を遣った、気に入ってもらえるか、質はどうか気になるところ。
この取り組みは、山の再生産のために考えたこと、クライアントに直接山の木を買っていただき、流通を簡素化し捻出した金額のいくらかを山の再生産に使っていただく。 
 具体的には、クライアントに、植樹の苗木を寄付していただいたり、植樹祭に参加していただく。


 植樹された木を育むためには数十年の年月が必要だ、そして時がきたら用材として使われる、そんな循環のサイクルができあがればいいなと思う。
流通を簡素化は、思ったほどコストダウンにはならない、どちらかというとアップになる、伐採や出材にかかる費用が0円でもダウンできない、不思議だ。
今後、ここが工夫のしどころ。