晋山式

passarella2004-11-08

 晋山式って知ってますか、曹洞宗のお寺では、僧侶があるお寺の住職となる時、就任 為の儀式が執り行われますが、その式のことを晋山式という、「晋」とは進むという意味で、「山」とはお寺のことを言う。
 11月6日に晋山式が有りました、住まいを創られるときに、設計させて頂いた住職の晋山式、僕は檀家では有りませんが、興味があり、当日見に行きました。
 約半日の式ですが、お寺や、檀家にとっては一生に一回あるかないかの式だけに、大本山永平寺総持寺の御専使、県内の寺院の僧侶など、約70名を越える僧侶が参加し、厳かに、時に力強い儀式はなかなかの見応えのあるものです。
 晋山式のハイライトは、なんと言っても「問答」、曹洞宗では首座法戦式というらしい、禅の修行や、さとりに付いて問答を交わす儀式で、首座(本人)と修行僧との間で交わされる質疑応答のこと、
 修行僧:「如何これ仏? 一句指示したまえ!」……首座:「身心一如修証一等」。
     なんのこちゃ、ようわからん ……!、拙者初心者ですから!
こんな感じでいくつかの問答が続く。

 最後に団信徒総供養があり終了した。

 住職も今日ばかりは、かなり緊張気味だったが、団信徒総供養も終わり最後の記念撮影になり、いつもの明るく、屈託のない笑顔が戻った、準備も含め相当の日数をつぎ込んでの儀式、お疲れさまでした。