転ばぬ先の杖
生活設計サポートセンターという、生活者の暮らしの”転ばぬ先の杖”なる組織を立ち上げて3.5年になる。
立ち上げた、きっかけは勉強会だった。
当時、日本ファイナンシャル協会の掛川グループの勉強会に参加しながら、他のメンバーと交流を深め、自分自身のレベルアップを図っていたが、仲間内だけの勉強会では何か物足りないものを感じていた。
というのも、FPは生活者の家計や財務の設計者として、”生涯にわたって充実した人生を送るために、将来の生活状況・環境の変化を予測して作成する現在および将来の生活設計”をプランニングする、助言する・道標を提示する専門家であり、専門範囲も
保険及び年金等の社会保障、
住宅などの不動産の取得及び登記
税金問題、相続遺言及び成年後見
金融資産の防衛及び運用、
教育費、退職後の生活、
など、暮らしの全般に関わるが、FPの勉強をするにつれ、一般生活者はFP取得前の僕を含めて、これらにあまりにも無頓着じゃないかという、不安をずにはおれなくなった。
同じように、そんな思いを持つメンバーも数名いて、では何かやってもようかということになり、数回の会合を経て、生活設計サポートセンターを立ち上げた。
メンバーの認識は、一見平穏に見える私たちの暮らしも、足下を凝視すれば、ここあそこに、危険の淵が口を開けていて、いつ落ち込んでも不思議はないというものであり、専門的知識の提供や、助言がタイムリー行われるならば、危険の淵に飲み込まれず、生活者は、将来にわたって安心を得ることができるのではないか、”転ばぬ先の杖”という安心を提供しようという認識で一致した。
もちろん、前述した美しい思いでけではない、多岐にわたる事柄に、FPといえどもすべてに精通している訳でなく、専門専門がある。
組織かをはかることで、互いの連携が計れることと、各分野の専門家をそろえることで、いわゆるワンストップサービスが提供でき、新規の顧客の開拓のチャンスを得ることができるのではという期待もあった。
幸運にも昨年、掛川市の市民活動団体推進モデル委託事業に採択され、市との協働で市民向け生活設計サポート事業を開催することができた。
この5月10日に無事、事業の報告会をすることができた、多数に人たちに支えられての1年間だった、多謝九拝。
追:本年度はモデル事業でなくて、市民交流センターの事業として、場所を移して、活動を続ける予定です。