ふるさとの森 いのちの森

passarella2008-10-29


 「ふるさとの森 いにちの森」再生講演会が昨日行われた、会場には満席(270席)に近いお客様が集まっていただき、時ノ寿の森の会代表の松浦氏も客席が見る見る埋まっていく様子を見ながら、安堵の表情を浮かべていた。
 僕も知り合いに声をかけさせていただいた、忙しいのにもかかわらず、何人もの友人知人が足を運んでいただいた、ありがたかった。

 毎日新聞社の話によると、今晩の宮脇氏はいつになくヒートアップし、気持ちのこもった話だったといっていた、宮脇氏は30年以上講演を行っており、聴衆の真剣度を見抜く嗅覚があるとのこと、ただヒートアップすればするほど早口になるので、聴衆としては逆に聞き難くなるのが難点とか。
 早口になると、宮脇氏の言葉を聞き漏らすまいと、さらに聴衆も真剣度が増す、これを狙った上での早口とすれば、宮脇氏恐るべし。

   
ところで、残念なことに、講演会で宮脇氏がどんな話をされたのか、聴衆の反応がどんな風だったかわからなかった、といのも、僕は裏方だったので、講演をじっくり聴くことができなかった、でも、その断片的にしか聞いたいなかった講演の中で、競争と共生の話は新鮮で残っている。

 植物社会の群落では、植物個体同士の競争があり、しかし一方では互いの少しずつの我慢が、多様な植物種群の共生を促す、植物の世界といえども、唯我独尊であり得えない。
 
 好きなやつだけ集めない”混ぜる!混ぜる!混ぜる”、競争と少しの我慢が共生を促す、だから混ぜて多様な社会をつくる。人間社会にとても示唆溢れる話だと思う。