木炭と竹炭

 床下に、調湿と消臭を兼ねて、木炭と竹炭を敷き並べてみた、炭のこれらの効用は、炭の表面積と炭化温度、炭の原料で決まるようだ。
 炭の原料は大まかにいて、針葉樹、広葉樹と竹が考えられるが、今回は、広葉樹と竹の炭を敷いてみた。
 
        
 炭の原料もある程度性質に影響します、例えば同じ温度で焼いた炭でも比表面積は広葉樹より針葉樹の炭の方が大きくなり、吸着に使うのであれば針葉樹の炭の方が良いわけです。… チルチンびと1997年NO3・炭を科学する 
 吸着とは、炭の表面の無数の孔が、様々な物質を吸い取ることを言うようです。


確かに、広葉樹より針葉樹の方が孔が多い、もし針葉樹の方が、吸着性が高いのであれば、コスト面でも有利だし、間伐材の活用にもなる。
Aがヒバ、Bがイチイガシの走査電子顕微鏡写真 木造建築研究フォーラム13号(藤井智之撮影) 

 今回、西方の家の離れには、木炭(広葉樹)と竹炭を敷き並べたが、梅雨時でどの程度調湿能力があるか測定しようと思っている。
 ただ、針葉樹との性能の比較ができないのが残念だが。