2010-01-02 水墨の世界 古寺・神社 水墨画は中国で唐代後半に山水画の技法として成立し、日本には鎌倉時代に禅とともに伝わった。 水墨画の第一人者と言えば、誰でも揚げるのが雪舟だが、水墨画の最高傑作と賞賛さる「松林図屏風」の作者は、狩野派も狩野永徳とならび称される長谷川等白だ。 中国の画家牧谿の「観音・猿鶴図」に触発されと言われる。 今年の正月元旦の大洞院は一面の銀世界、黒調の微妙な変化と湿った空気感、これぞ水墨の世界。 長谷川等白没後400年特別展が東京都と京都で開催される。 東京展 東京国立博物館 京都展 京都国立博物館