”日本の森を救う処方箋”

 日本の森を救う処方箋、国の政策で日本の森を救うことができるか。

 国は山の集約化と機械化を進め、材を大量に効率よく供給する事を進めようとしている、プレカットはこの中心に位置づけられる。
 しかし、木材の価格を据え置いて供給量を増やす薄利多売では、山に再造林の利益を還元する事は不可能だろう。

 銘木の用に付加価値をつけるは誰もが認める方法だが、処方箋にはなりえない、手法として、全国どこでも通用する方法でなければならないから。

 では処方箋はなに?。

  第一に、山に利益を還元するために、木材価格を上げる(木材商品の価格は上げず、商品の利益率を上げる)事。
 次にその手段として、分断化、細分化された川上にそれらを繋ぐ仕組みをつくる事。

 NPO法人 サウンド・ウッドの取り組み
 サウンド・ウッドは、その繋ぎの仕組みとして、木材コーデイネーターなる消費者目線で活動する資格者を選任し、川上の相互の職種を繋ぎ、川上と川下を繋ぐ役割を持たせ、利益を還元。

NPO法人時ノ寿の森の取り組み
 NPO法人時ノ寿の森は”時ノ寿 standard 木組の家”で、選木・択伐・葉枯らし・製材・消費者に直接供給する、そんな取り組みを始め、実際2棟に時ノ寿材を供給。
 時ノ寿では還元方法は寄付という形とっているが、価格で還元という方法と住まい手の選択という手もある。