「グリーンウオッシュ」

”震災後の住宅のエネルギー需要・2011年度のオール電化住宅の市場規模を、震災前の予測の58.4万戸から8.3万戸減の50.1万戸へと下方修正。”  未だ、オール電化住宅の希望が50.1万戸もあるの?、この期に及んでまだオール電化を選択するのか。


「グリーンウオッシュ」という造語を聞いた覚えもあると思います、森林や自然を背景にした広告宣伝等で商品やサービスが環境に配慮しているかのように見せかけて、あたかもその企業が環境に配慮しているという誤解を消費者に与える意味で問題視され、その行為を「グリーンウオッシュ」と呼んだ。

 オール電化は、省エネ住宅のグリーンウオッシュだとも言える、あたかも環境に優しいと装う姿がそれだ、オール電化にすれば確かに光熱費はお安なるが(使用状況で変わる)消費量が減るわけでないので環境負荷は減少しない。
 光熱費が安いことが、環境負荷が小さいと誤解を与える点でまさにグリーンウオッシュ。

 電気エネルギーを得るには、発電所で熱エネルギーを発生させて蒸気を作り、発電機を回転させて運動エネルギーに変換し、これを電気エネルギーに変換する、さらに、発電所から送電線で消費地に送られるが、送電ロスが加わって、最高38%程度しか元の一次エネルギーを利用出来ない、僕らが電気エネルギー1を得るためには発電所で一次エネルギーを2.71投入することになる。

 また家庭で電気エネルギーを暖房器具、温水器やIHで使う場合、電気エネルギーを熱エネルギーに戻さなければならない。
 エネルギーは、変換するたびに、無駄な熱が空気中に放出される。

 熱エネルギーを効果的に取り出す方法は木(薪ストーブ)、石炭、ガスの直接加熱と太陽光の放射熱(太陽光発電ではない)利用。
 電気エネルギーを必要とするものは照明、モーターを使う洗濯機など。

暮らしのエネルギーは分散することを基本としよう。