86kgの世界

 ウエートトレーニングの世界で自分の筋力がどの程度か表す指標にRMっていうのがあります、筋力を高めていくためには、やはり自分の現在の1RMを知っていることは重要ですね、1RMとは自分の力で1回しか挙げることができない最大重量の負荷をいいますが、僕の場合、ベンチプレスが52kgを1セット、15〜16回 上げられるので”計算上、1RMは86kgになります”とジムのインストラクターのYさんが教えてくれた。
 ウエートトレーニングを初めてほぼ1年を経過したが、現在少しマンネリ気味。
 僕の場合スーパーセット法という方法でトレーニングを行っている、これは2種目以上のトレーニングを1単位で交互に行うトレーニング、2種目以上の組み合わせ方法は、拮抗筋による組み合わせで、例えば大胸筋と広背筋、上腕2頭筋と上腕3頭筋といった風だ、本などではトレーニング密度が高められ、筋肉に十分な刺激を与え発達させる方法と紹介されている。
 ウエートトレーニングを始めて2ヶ月位してからこの方法をとったので、もうすでに8ヶ月近く行っていることになる、もちろん当初と全く同じではなく、セット回数と挙上回数に変化を持たせながらではあるが……最近、刺激が足りなくなっていると感じていた。
 そこでマルチ・パウンデッジ法的なトレーニング方法でやってみることにした、この方法は現在の自分の筋力をしっかり知っておく必要ありインストラクターに確認した結果、僕の1RMは86kgとわっかた。
 1RMが86kgと知った以上、86kgを挙げてみようと思うのは人情。

 ”アレ!”挙がらない、86kgって僕の1RMだから1回なら挙がってもいいはずなのに挙がらない、見事に挙がらない、びくともしない感じだ。

 ”筋肉がその負荷に対する経験がないからですよ”、”最初はその重量になれること、慣れれば挙がりますよ”とインストラクターのYさん、Yさんに補助してもらいながら86kgを挙げること5回、大胸筋を重さがビシビシと刺激しているのがわかる。

 これまでより一挙に34kg増の負荷、なかなか手強かったというのが感想。