建築

木造スクール

先週の金曜日に、磐田の定光寺で第2回木造スクール(第一回は松井郁夫設計事務所のの松井郁夫さんに木造の理念と架構についてお話を伺った)を開催した。 講師は寺社建築の天峰建設社長の澤元さん、澤元さんは県内唯一の現代の名工に選ばれ、今数少ない本物…

伝統的民家の改修

環境との共生・資源の循環が叫ばれて久しいが、伝統的民家こそ、その理念にばっちりの住まいといえるのではないか。 身土不二の木・土・竹・で造られ、だからこそ住まう人には優しく健康的で、ライフサイクルCO2でも地球環境への負荷は少ない、まさしく地球…

京都には歴史と文化の宝庫だと言われる、長い歴史が日本的という文化を育んだことは間違いない、さらに京都の文化を支えてきたのは何か、やはり町家だろう。 京都の文化とは町家の文化と言っても過言出はないかもしれない、「数寄町家・文化研究/上田篤:鹿…

茂庵へは、麓から4つのコースがあるらしい、僕らの登ったコースは一番代表的なコースだったようだ。 茂庵への道すがら、町屋風な戸建ての住まいが意図的に連続して建てられていた一画があった、しかし今風の建て売りの住宅地と違い、落ち着いた、簡素な美し…

住宅の不具合は設計に原因?

1階に2階を乗せ方によって、建物の耐震性や2階の床の不具合の発生がどんな関係にあるかを、現代木割術研究会(NPO木の建築フォーラム)の研究を参考に紹介します。品確法で瑕疵担保以来 住宅瑕疵保険制度を利用しようという動きが徐々に浸透しだしていま…

住まいの安全性の確保

今回のマンションやホテルの構造計算の偽装問題は、つまるところ、住まいの安全性をどう考えるかと言うことだろう。 ところで、住まいの価格を決定すろ要素は何だろうか、間取り(面積)、仕上げ材のグレード(キッチンなども含む)、デザイン(デザインが醸…

建築士の規範

2005年ももう少し、今年もびっくりする事件が多かった、僕にとっては、構造強度偽造事件は特に注目に値する事件だった(まだ進行中だが)。 この件に関し、先のブログ「建築士制度と下請け」では制度の欠陥を訴え、「建築基準法は守るべきルールの最低基…

”安全・安心は自分で守らなければならない”か?

14日の国会・証人喚問での姉歯氏の弛緩した表情には呆れるほかなかった、口では懺悔めいた言葉を吐いてはいるが、事の重大さを感じているとは思えない。 彼をして、そう思わせる理由が、決して、彼の人格や資質以外の闇にあると確信をせざるを得なかった。…

建築基準法は守るべきルールの最低基準

前回のブログ”建築士制度と下請け”で建築士がフリーハンドと確保し、建築主の立場で業務を行う時、初めて構造の安全性を含んだ建築の品質を確保できるのだと書いたが、しかし、こんな疑問も当然湧くだろう、それでは、建築主の利益を守ることを第一義に考えるあま…

 建築士制度と下請け

建築士法・第18条で建築士の設計・監理業務を定めている、ここでは建築士は建築基準法に適合した建築物の設計を行う業務を負わせ、建築主に対しては設計は内容の適切な説明義務が負わされている、また、工事監理においては、工事が設計図書のとおりになされ…

競争原理と信頼原理と

建築業界への信頼が揺らいでいる、ここで言う建築界とは建築士であり建築を創っていくシステムだ、そのシステムを僕は信頼原理と呼んでいる。 これまでの建築業界の問題といえば、欠陥住宅問題と談合だった、欠陥住宅は法律の不備、建築業者の無知・安全に対…

セールスプロモオーション

SG掛川FPのメンバーであるOさん、抜群の行動力で中越地震のボランテイアに参加し、帰静し直ちに報告会を開き、さらに、文芸社から出版の段取りまで取り付け現在主筆中。 そのOさんから”地震のメカニズムの記述について、内容に誤りがないかチェックし…