建築/設計

 赤目ケ谷の家と三和土

赤目ヶ谷の家もやっと完成間際になった、最初の予定より1か月遅れとなってしまった。 4月当初は、雨にもたたれれて4月一杯に完成できるか、気をもむ日々が続きましたが、ここに来て何とか出口が見えてきた。 足場も取れて、住まいの輪郭がはっきりしとする…

断熱する。

「住まいの断熱性能をどんなレベルにしましょうか?……」 断熱性能について基本計画の段階で話し合うことはあまり多くない(僕の場合)、一般的には、断熱材は入れればいいだろうぐらいの感覚の人が多い。 実際、どんな生活・暮らしをイメージしているかで、…

建前その2

住まいをつくる時、普段占いや迷信に惑わされない人でも、つい気になってしまうのが、家相と工事の地鎮祭と建前の日の吉凶だ。 日本で一番広く行われている日の吉凶は6曜だろろう、大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅のそれだ、専門家筋(?)では6輝と言うら…

”ああ!それはですね…”はぐっと我慢

僕らの業務・住まいの設計は、その性格上、クライアントと1対1(家族で参加される場合複数)で応対することが必然的に多くなる。 その際いつも戒めていることがある、クライアントに単に知識を伝えることになっていないかと言うことだ。 もちろん、最初は…

地盤と地震と住まい

3月に起きた、能登半島地震の現地被災状況の調査報告について、以前このブログでも紹介させていただいた。 調査では、次の点が報告されていた。 □土塗り壁や太い柱、梁の伝統的木造建築は、地震で倒壊しても住民の 生存空間確保という点で優れいる。 □年代…

二枚腰・生存空間確保の構法

最近地震がよく起こる、それもかなり大きな地震だ、地震があまり発生しないと思われていた、能登半島でも地震が起きた。 被災された方々の復興を、心から祈念申し上げます。 現地の被災状況を調査した金沢大学の宮島昌克教授によると、被災住宅では、土塗り…

日本の木組

日本の木組と言う本をご存じだろうか、淡交社(著者は清家清氏)から発行され、”日本の木造建築の機能の解明を意図して、その中心となる木組みの基本を、美しい図版と解説で表した日本の建築を理解するための指南書”とある本で紹介されていたが、僕もそんな…

セカンドオピニオン

”真剣な眼差しで質問に答える父とうなずく母。” 父がパーキンソン病を患って2年近くになる、父は近くの市立病院で診察を受けているがどうも主治医と相性が良くないようだ、だからほとんど治療は進まず症状は悪化の一途、相性が悪くなった原因は、父に言わせ…

ノーマルシー・バイヤス 

A女史は僕らと同じ掛川FPのメンバー。 彼女の行動力にはいつもびっくりさせられる、今回は中越地震にボランテイアで参加した話だ、しかも彼女はただで起きないタイプ、ボランティアで中越に行きながら、常にFPの視点を持って行動していたらしく、現地の…

冷静に考えれば

”設計監理料は00万円になります。!” 少し不満げな表情のクライアント(クライアントとは建築主のこと)、口には出さないが、どうも提示した設計監理料が、彼が考えていたよりかなり高いようだ。 「そんなかかるのか、そんなことは望んでいない、俺はただ…

設計者のレーゾンデートル

今、公会堂の設計をしている、この地区の 建設委員会はけっこう熱心で、最低1回/月で打合せをする、前回の打合せの内容の確認、指摘事項をどのように図面に反映させたか、問題点は無いか、新しい提案、その検討、採用か不採用か、スケジュールの確認などな…