2011-01-01から1年間の記事一覧

原子力発電と暮らし

「タイタニックを沈めたのは、船を急がした船長か、見張りを怠った船員か、船を設計した設計士か…答えは設計士。乗組員がどれほどがんばろうと、船は設計以上の能力を出さない。初期設定が大事。 そう考えると、大津波を想定していない原発に大津波が来た時…

丸太搬出と循環サイクル

年明けに伐採して葉枯らしさせておいた檜の丸太を搬出した、先週、時ノ寿の森クラブで玉切りし、積み置きして置いた材だ。 アテや腐り、割れ、虫食いなどの傷を避けて玉切りした檜の切り口を見ても、脂の乗った檜が何本もあった。 5寸の通し柱も4本は取れそ…

我が事務所にやっとできた看板

今かで建築事務所を示す表示が何もなく、”ここは一体何!”、”風呂”とか言われたこともあり、早く看板を出さなければと思っていたがやっとできた。 文字は岐阜多治見から掛川の倉真に移り住ん陶芸作家・徳川小牧さんの練り込みの陶器、練り込みは彩色した土を…

杉花粉舞う

2月27日の間伐と集材作業の日の光景、花粉症の人は見ただけでくしゃみ連発、鼻水ジュルジュル、目の回りボリボリ。 大量に舞う杉花粉 黄色いヒノキノの花粉クサビ クサビを打ち込む

人を残す

「金を残して下、物を残していまだ中、人を残して上とする」の言葉を胸にきざみ日々精進しています。…… 蔵泉寺の水野正裕老師の教えだと澤元さん。 下は”げ”読み、上は”あがり”とよみ、"未だ金も残せない"と謙遜するが、十分に人を育てている、老師の教えそ…

木造スクール

先週の金曜日に、磐田の定光寺で第2回木造スクール(第一回は松井郁夫設計事務所のの松井郁夫さんに木造の理念と架構についてお話を伺った)を開催した。 講師は寺社建築の天峰建設社長の澤元さん、澤元さんは県内唯一の現代の名工に選ばれ、今数少ない本物…

I邸模型

せがい部分に時間がかかったが模型完成。 せがいの張り出しは、予想以上に迫力がある。せがいの跳ねだし梁は時ノ寿の森で伐採した桧にしたい。 南面の大きな開口の部分は土間(三和土)にする予定、心の和む空間になればと思う、また冬季のダイレクトゲイン…

祈りを捧げた特別の場所

記紀の編纂により、天照大御神を頂点とするヒエラルキーに整理される前から、日本の(日本という枠組みさえ意識されない時代)各地で、多くに人たちが何かを感じて集まり、祈りを捧げた場所が存在していた、そんな特別の場所を訪れた。 ここは、奈良法隆寺か…

択伐

先日の土日に、時ノ寿の森からI邸用の用材として、4寸と5寸の柱用に、ヒノキを30本伐採した、木が上げ始める直前まで、4月まで葉枯らしさせる。 時ノ寿の森から、用材との択伐と出材はこれで2件目になる、これらの材は連携している製材屋さんから建築主に…

寒中お見舞い申し上げます

1月9日早朝の時ノ寿の森 画像の右手の大きな木(ケヤキ)を、今度、文化遺産を未来に繋ぐ森づくりのための有識者会議が主催する「文化材」創造プロジェクトである世界に誇る日本の木造建築物を将来に渡り支える材として登録した。 今後2〜3年後にこれら文化…

"look at the sky"

そらを見上げるとすがすがしい気分になります。 ここ数年の、私たちの思い ”家づくりは、住まい手(施主)、施工者(職人)、山、設計者の4者が、顔の見える関係と信頼のもとに参加する協働作業。 ・施主…住まいづくりに参加する、山に感謝し一部を返す(植…